[革の種類]
(クロームなめし)金属なめしのひとつで、塩基性硫酸クローム塩という化合物を溶かした液を用いる。特性としては柔軟性
があり、しかも耐熱性がある。
(タンニンなめし)ミモザの樹皮から抽出したワットスキルエキス、木質部から抽出したケブラチヨエキス及びチエスナットエ
キス等でこれらは高純度に精製され、これらを溶かした液を用いる。特性としては伸縮性が少なく、従って型崩れしない。
カーフ
生後6ヵ月以内の仔牛原革を製革したものを言う。又はカーフスキンと呼ぶ。カーフは繊維組織が緻密で、銀面は細やかで
柔らかく、傷も少ないので高級革製品の材料として広く使用される。牛革の中では判が小さく薄手でキメ細かく最も上質なも
のとされている。乳牛用種(ヘレフォード)などの牡が大部分である。9.5ポンド以下のものをライトカーフ(革にして約90デ
シ)、9.5から15ポンドのものをベビーカーフ(革にして約130デシ)と呼ぶ。
キップ
生後6ヶ月から2年くらいのものを言う。カーフに比べて銀面は粗くなるが、厚みもあり製品化の際の効率も比較的いいので
手ごろな材料とされる。
カウ
生後2年くらいの牝の成牛皮で既に出産したものを言う。BAGに使用されることはない。銀面の細かさはカーフやキップに比
べて劣るが、ステアより細かい。原皮の重さで30〜53ポンドまでをライトカウ、53ポンド以上をヘビーカウという。正しくは、牝
成牛でも既産ものを「カウ」と予備、未産の牛は「カルビン」と呼ぶ。
ステア
生後3〜6ヵ月以内に去勢した牡の2年以上経った成牛皮を言う。
繊維構造が粗く薄くて摩擦抵抗にやや劣る。肉馬、ネズ馬、クローム又はタンニンなめし。コードバン(尻の部分タンニンなめ
し)部分だけは空気、水も通さない程繊維が緻密に絡み合い、仕上げた革は素晴らしい光沢がある。主にランドセル、小銭
入れがある。
耐摩耗性にすぐれている。革の表面に毛穴が3つずつ並んでいるのが特長。スエード状に仕上げたピッグスキン・スエ−ドは
よく知られている。わが国で原皮が自給自足できるのはピッグスキンだけである。通気性、耐摩擦性に優れ、毛穴のあとが
特徴のある模様をしている。衣料用、カバン、袋物、靴の裏用等に使われる。
ラムスキン
薄く滑らかで柔軟性に優れている。 生後2ヶ月ぐらいまでの仔羊皮のこと。衣料革、高級手袋革等として多く使用されてい
る。
シープ(Sheep)
仔羊をナッパ又はラムと呼ぶ。米カルフォル二ア州のナパで鞣されていたので、この名がある。皮質は薄く、柔らかで、婦人
靴や裏革などに使われる。衣料革、高級手袋革等として多く使用されている。
薄く柔らかで毛穴の特長があり、しかも丈夫で型くずれしにくい。山羊ゴート(Goat) ゴートメッシュが代表的。羊革より肌が
硬くて丈夫で、繊維の充実度が高い。仔山羊の革はキッドスキン。
鹿革一般をディアスキンといい、「バックスキン」は本来ディアの中でも牡鹿の銀面(表革)にヤスリをかけ、ケバ立たせたも
のだけをいう。柔らかで手触りが良い。耐水性があり洗濯が出来る等の特長がある。鱈(たら)油などでなめしたものをセー
ム革という。ちなみに雌鹿の革はドウスキンと呼んで区別している。
オーストラリア産の皮を鞣したもの。薄手で柔らかく、非常に摩擦に強い。
ワニ(クロコ)、トカゲ(リザード)、蛇(パイソン)いずれも独特のウロコ模様が美しく丈夫で耐久性にすぐれている。
丈夫で耐水性のあるバッファローの革。
シャークスキン(シマ模様)
胎児。主にポニー(仔馬)がほとんど。短くて柔らかく美しい毛並みが特徴。とてもデリケート。
オーストリッチ。羽根を抜いた跡が丸く突起して変化のある模様が革の表面にできるため、珍重されている。
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